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 「可庵」の席名は、大徳寺三玄院の長谷川寛州和尚様が「可中有箇漢(カチュウニコノカンアリ)」の文言から命名してくださいました。「可中有箇漢」の意味は、「茶室で一人の男が茶を楽しんでいる」と解釈されたら良いとの事でした。お稽古に来られる皆さまには、「可庵」で茶道を楽しんでもらいながら、茶を点てる時は客への心配りを一服の茶に託すこと、頂く時はその気持ちを汲み取ることも学んでいただければと思います。
茶室は、八畳敷の広間と三畳向切下座床の小間と水屋を備えています。通常の稽古に使用する八畳敷は、お家元の稽古場(松風楼)を参考にさせて頂き、水屋は、茶室に付属し点前をするためのすべてを整える重要な場所だけに、お家元にある水屋の写しとさせていただきました。にじり口を付けた小間は主に茶事に使用する茶室で、私の思いにより設計致しました。露地には蹲踞、外腰掛、四つ目垣、枝折戸、灯籠、塵穴を設け、小間での茶事を想定し飛び石の配置にも意を配りました。
軸はお家元、大徳寺のご染筆を中心に、その折の稽古の意義や季節を考慮し掛けております。炉釜、風炉釜は季節に応じて入れ替えます。棚は2~3回に1度は入れ替えを行い、各種の棚の点前を学んで頂けるよう心掛けております。
また、茶器・茶碗・蓋置等も季節感を味わって頂きながら、扱いの違いも学んで頂いております。
茶花は「見る人の心を清く、豊かにしてくれる効果があります」と言っている社中の方が、稽古ごとに持参してくれます。丹精を込め た季節を感じさせてくれる草木を2~5種、時には7種と、花入も選びながら生けさせて頂いております。軸と共に、茶花の存在が床を引き立たせてくれます。
可庵での稽古場では、毎回、「樫舎」さんの真心のこもった季節にちなんだ主菓子を、お茶と共に頂いてもらっております。農家の方が丹精された素材の味を引き出すことが「樫舎」さんの信念とのこと。和菓子作りは素材で決まるため、最高の素材の一番いいところを引き出すための作業に全身全霊を捧げておられます。また、食べ頃も難く、一番美味しくいただける時期に合わせて届けて、初めてお菓子の中に本当の真心がこもるような気がすると話しておられます。私が大寄せ茶会を京都や神戸でした折、依頼した主菓子の種類によっては、日程が合えば現地で作りたてをお客様にお出しする機会もこれまで何度か有りました。
昭和40年 表千家茶道を学び始める
昭和46年より 表千家宗匠に師事
昭和47年より 家元稽古人の許しを得る
昭和52年 地方講師の資格取得
平成 9年 大徳寺三玄院長谷川寛州和尚様より得度を受ける
平成10年 大神神社献茶式の副席を担当
平成10年 表千家教授の資格取得
平成19年 大徳寺三玄院長谷川大眞和尚様より十徳を授かる
平成22年 大寶園鑑国師四百年忌の茶席を担当
平成26年 生田神社献茶祭の本席を担当
 
 現在 表千家同門会奈良県支部役員
生田神社生田会役員
大徳寺三玄会世話人
知恩院眞葛庵茶会担当会員
西大寺素心会担当会員
関西学院大学茶道部指導者
住所:奈良県奈良市六条西二丁目1-13
電話:0742-49-0875
メール:souki@nara-sadou.com
指導者:表千家教授 林 宗喜(喜一郎)